2017年8月17日木曜日

たまには紙と筆で


10月の台湾一人旅以来、約1年ぶりの登場 K理のまっちゃんです!

今回は、もうすでに放送が終了したNHKドラマについて書こうと思います(笑)

「ツバキ文具店」〜鎌倉代書屋物語〜 今年4月〜6月放送のドラマでした。
タイトル通り「代書屋」のお話。
本人に代わって手紙等の代筆を行うお仕事のお話です。

小さい頃に母親と離れ、厳しい祖母に育てられた主人公(多部未華子ちゃん)は
けんか別れし、会えぬまま亡くなった祖母の店を継ぎ、代書屋になりました。
なぜ母親と離ればなれになってしまったのか、祖母はなぜ必要以上に主人公に厳しかったのか、
主人公は何も知らぬまま、大嫌いだった祖母の後を継いで代書屋を営みます。

そんな主人公自身の苦い複雑な思い、
祖母の胸の内を知り、主人公を支える周りの人々・・・。etc
色々ドラマ背景がありますが、
純粋に「代書」って面白い!と思った、皆さんに紹介です(^^)/笑


依頼主の気持ちになりかわって文字を綴る という仕事。
依頼主が様々なら、手紙の内容もいろいろ。
どう書くのか?送り主、受け取った人は代書の手紙で幸せになれるのか?


友人からお金を貸して欲しいと頼まれた男性
その友人からの手紙は、焦って殴り書いたのがみえみえの文面で依頼主は憤怒。
“逆恨みされないよう、うまく断ってほしい”
主人公は、「断り状は、けじめという愛情なのかもしれない」と依頼人の胸の内を察し
 “金は貸せんが、飯は食わせる” “寒くなる 体に気をつけろ 健闘を祈る”

便せんではなく、原稿用紙  太めの万年筆  インクは漆黒。
手紙の最後には、あははと大声で笑う様子を表す “呵々” を。

依頼”人”らしく、また断りの決意と友情を込めた手紙です。


また、あるときは、大親友と絶縁したいという女性からの依頼。
相手を傷つける手紙を書くことに躊躇していた主人公は、
「絶縁状なんか出したら、依頼主も相手も幸せになれない」と依頼を断ります。
自分の気持ちをごまかせば、今まで通りに行くかもしれないけど、
ごまかしの上で成り立つ友情はお互い幸せな友情ではない
と寂しそうな顔をする依頼主のために、再び手紙を書くことを決意した主人公は、
鏡文字を使います。便せんは、羊皮紙 虫こぶインキを羽ペンにつけて

ほんとうは大好きな親友だけど、お互いのために離れることを決意した依頼主
その心を、さかさ文字に例え、鏡に写さないと読めない手紙を送りました。
依頼主の、胸の奥に隠された本当の思いを感じてほしい。という思いを込めて。



ドラマの中で、主人公は依頼主の人柄・気持ちを 紙や筆、色に映します。
その人らしい、便せん・字体・文字色
このドラマを見て知ったんですが、紙ひとつで数千種類もあって
組み合わせによって、まったく違う手紙ができあがるんですね!

感化されやすい私は、先日、和紙と筆ペンを買いましたww
携帯電話やパソコンなど、機械の文字に埋もれている毎日。
誰かのことを思って紙やペンを手に持ったのはいつだろう?と、
誰に何を書くでもないですが、買ってみました。(笑)


代書屋ってマコセのお仕事にも似ていますね^^
だからこそ心に響く物語だったのかもしれません。
心洗われる素敵なヒューマンドラマでした。


気になる方は、ネット配信(お金かかりますが・・)
しているようなので、見てみてください♪

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