2014年5月1日木曜日

笑顔を取り戻せますように 〜願いをこめて〜

楽しい話、めでたい話、にぎやかな話の後に悲しいお話なのですが、私は最近毎日のように電車の中で
ニュースを読んでは涙、涙です。

何がそんなに私を悲しませているかというと、“韓国船沈没事故”。
あの船が沈んだ場所がある地域は、私がかつて住んでいた場所からバスで1時間半ほどで行ける観光地でした。島とは言っても今は陸路で行ける場所です。


韓国の高校生は基本朝9時から夕方5時まで授業です。その後 塾に行かない子供たちは夜10時頃まで学校で自習。夜も給食があります。音楽や体育など、さほど進学に関係のない授業は自習になることが多く、進学校だろうが そうじゃなかろうが、机に向かう毎日。


ですから、遠足や修学旅行は一大イベントです。その日が近づくと子供たちは新しい洋服を買いに行きます。女の子はミニスカートにハイヒールをあわせたり、男の子は白いシャツに明るい色のネクタイをあわせたり…「何だその格好は!着替えてこい」と先生から叱られて一度家に帰されることも。。。


そんな無邪気な子供たちの命が奪われてしまいました。あの子たちが通っていた学校がある地区では30分に一度霊柩車が走りました。ソウルに設置された臨時焼香所には2時間で2000人以上の人が並んだそうです。


韓国にはオリジナルの会葬礼状はありません。子供たちにも短いなりに人生の思い出があり、沢山の愛情を注がれて育ってきたはず… そう思うと本当に残念です。


突然大切な息子や娘を亡くした親御さんの悲しみは簡単には癒えないでしょう。周りの人たちの悲しみも深いでしょう。そう思うと、お礼状はお世話になった方々にお礼を伝えるというだけでなく、多くの人の心の痛みをやわらげるためにもあった方がいいものではないかと、改めて感じています。



雪解けの向こうに春があるように、悲しみが癒やされ思い出に笑みをこぼせる日が訪れますように…

OP ●違




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