2012年9月27日木曜日

気づけば入社して丸4年

あっという間に30代も半ばにさしかかり、
結婚の話よりも『大事な人との死別』という話が
身近になってきたような気がする今日この頃。
家族を含め、近しい友人達も会葬礼状作成という私の仕事を知っていますので
折に触れお礼状の話になります。
これは先日 夫から聞いた話。
「うちの会社の女の子のお父さんが亡くなって、○○で葬儀をしたらしいんだけど
 『お礼状がすごく良くて泣いてしまった』って言ってたよ」
その前にも母から言われました。
「この前□□であった☆☆さんの礼状、あんたのとこで作ったやつ?
 すごく良かったねぇ! みんな『これはいいなぁ』って言ってたよ」
そして その少し前、伯父が他界した時にマコセで会葬礼状を作ってもらった時も
「正直なところ、質問されても何も浮かんでこなくて
 全然話なんかできなかったんだけど、
 読んだ時に『ああ、そうだった。こんなことあった』って思ったら涙が出てきたわ。
 ずっと『お父さんなんか大嫌い』って思ってたんだけどね」
そんなふうに従姉妹が話してくれました。

お礼状作成に携わるマコセのスタッフは
ご喪家様と顔を合わせることはありません。
オペレーターが ご喪家様とお話をさせて頂くのも、取材の数分だけ。
ですから私達は自分たちの作ったものが
本当に満足頂けるものだったのか、お気持ちに添うものだったのか、
いつも不安に思っています。
でも毎日の仕事の中では それを確かめることもできずに
次から次へ、お礼状を必要として下さる方の声に耳を澄まし心を傾け、
ペンを走らせモニターに向かってキーボードをたたき…
しかし、だからこそ、こうして ふいに喜びの声を耳にした時、
心の底から嬉しいのでしょう。
「喜んで頂けるように」「悔いのないお別れの一助となれるように」と
私達が砕いた心の欠片が、ちゃんと届いたことを感じる一瞬。
そこには確かな喜びの連鎖があります。
その小さなきらめきを明日への原動力に、
私達は今日も世界でたったひとつのお話に向き合っています。



…いつも毒舌暴言だらけの私らしくない文章になりました。
これも日増しに秋めく風のなせるワザ…?
「ずっとこうだといいのに」と思ったマコセ社員の顔、ちゃんと見えてますよ!(OPシラカワ)

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