2012年4月5日木曜日

3日前の話です

重たくなった頭をすっきりすべく、3日に髪を切りました深です。

多少風は強いけど そんなに寒くないし日も照っているし、

「久しぶりに外を歩こう」

とウキウキ考えながら、私は美容室の椅子に座っていました。

すると突然、

どーん、がしゃん!

と外から凄い音が。

もちろん桜島の噴火ではありません。

美容師さんが見にいくと、入り口に置いてあった推定6~7キロの

木製メニュー表が無残な姿に…。

どーん(壁にぶつかる音)、がしゃーん(地面に倒れて壊れる音)

だったと思われます。

不穏な出来事はあったものの、髪を切ったら出かけたくなるのが

人の性ですよね。

よせばいいのに どんぶらこっこと市電に乗って、市役所前で下車し、

徒歩で市立美術館まで行ってまいりました。

目的は話題の「若冲・琳派と雅の世界」展です。

この日は最大瞬間風速22.9メートルを記録する強風注意報が

出ていたわけですが、そんなことを知らぬ私は、

せっかく整えてもらった髪を風に煽られるまま振り乱しつつ

「目が痛い目が痛い目が痛い(←黄砂)」

と涙目になりながら県民交流センター前を横切り、

ようやく目的地に着いたときは 髪はぼうぼうで 目はシパシパで、

顔の表面はもれなくザラザラでした。

でも展示品は素晴らしかったです!

中でも連作になった屏風に威風堂々と立つ雄鳥達が、今にも

紙の向こうから飛びだしてきそうな迫力で、いつまでも

眺めていたい逸品でした。

鶏の羽一本一本まで細密に書き込まれているのに対し、

足下のヒヨコが円と点だけで「まる、ちょん、ちょん」と

走り書きされているのも可愛かったです。

期待していたほど作品数は多くなかったのですが、その分

じっくりのんびり見ることができた気がします。

歌川国芳の猫てぬぐいをお土産に買って、すがすがしい思いで

美術館を後にしました。

「今度は無風の日に来よう」と心に誓いつつ。

ちなみに若冲・琳派展は5月6日まで催されているようなので、

皆さんも機会があればどうぞ行ってみてください。

長文失礼いたしました。

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