2011年7月1日金曜日

爽快な話

夏がく~れば思い出す~のは遥かな尾瀬ではなく、数年前の夜の出来事です。眠っていたワタクシ、笑い声がうるさくて目が覚めました。時計を見ると深夜3時、声はすぐ近くの玉江公園からでした。




写真のような屋根の形は、下のベンチでの話し声を集め周りに拡散するのでしょうか、結構声が響きます。その夜も私は別に聞きたくなかったのですが、話し手が高校生の男女2人であること、友人関係に悩む女子が男子に相談していることなどが伝わってきました。しかし深刻そうではまったくなく、ひたすら楽しげ。「お前が優しいからナめられてんだよー」「えー優しいとダメー?」とか賢そうでない会話が賑やかに続きます。私は眠ろうとしましたがままならず、数十分ほど我慢するうちにだんだん腹が立ってきました。なんで一日働いて疲れている社会人が、あんな税金1円も払ってない学生に、安眠を妨害されなきゃいけないんだ(私は人の価値を納税額で判断することがありますスイマセン)。早速、西警察署に電話をし、騒音で眠れないが相手はキれやすいお年頃なので注意するのは怖い旨を訴えてみました。寝起きのため声は普段に増して低く、ちょっぴり凶悪だったかも知れません。そのせいなのか警察が暇だったのか、5分後に駆け付けたのは、警官2名+パトカー1台の基本形だろうという私の予想を裏切って、警官6名+パトカー3台というものものしさ。それらがサイレンこそ鳴らさないもののタイヤを映画みたいにきしませて、公園の正面入口に2台で、裏口に1台で素早く横付けした様子は、織田裕二に「玉江公園、封鎖しました!」と叫んで頂きたいくらい格好良かったです。そして茫然としている高校生2人に駆け寄る警官6名。「こんな時間になにしてる!」「生徒手帳を出しなさい!」などなど、風に乗って聞こえてくる怒鳴り声の職務質問を子守唄に、私はようやく心地よい眠りにつくことができたのでした。後日この話を友人にしたところ、「あんたの前でイチャつくと通報されるって話でしょ」と心ない一言を言われ、憤慨しきりの平山でした。

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