2011年3月30日水曜日

春の風に思いをのせて・・・

「取り留めのない話を聞いてくれて ありがとう」

取材の終わり、時折 葬家様より そういった

お言葉を頂くことがあります。


最後までちゃんとご遺族の話を聞けたな

気持ちをくみ取ることが出来たな…と実感でき、

私と電話の向こうにいるご遺族様の

心と心が繋がった時、「聞いてくれて ありがとう」と

言って頂けるような気がしております。


「ありがとうございました」と、受話器を握りながら

電話越しの相手へ、何度も頭を下げている人、

取材中 葬家様と一緒になって笑い、また大粒の涙を流しながら

発する言葉を一言も もらすまいと必死にペンを走らせる人…


世界にたった一つのオリジナル礼状が出来るまでには

様々なドラマがあり、バトンのごとく色々な人の手に渡っていき

仕上がります。

大切な人が健康で笑っていられること、

今を生きていること、明日がやってくる奇跡。

当たり前だと思っていたことに、しっかりと向き合い

そして感謝できる自分でありたい… そう思っております。


                      op 樋原


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