2011年3月2日水曜日

そんなに遠くない過去のこと



私の手帳には、一枚のメモが挟んであります。



これは、私が入社して間もない頃、OPの岩島さんから もらったメモです。
お礼状を書き始めて数週間目という、まだまだ右も左も分からない状態の時でした。
岩島さんは葬儀社の方から頂いた伝言を書き留めて、私に渡してくれました。



ご喪家様が喜んで下さったこと、
出棺の際に会葬者の方々の前で読み上げて下さったこと、
お礼状を棺に納めて下さったこと、
が書いてあります。

これを見た時、一番最初に感じたのは、喜びよりも衝撃だったように思います。
それからじわじわと実感が湧き、嬉しいと思うと同時に、
自分が関わっている仕事の重みを改めて実感しました。

棺に納めて下さったということは、天国で読んで欲しいと思って頂けたからでしょうか。
読んで欲しいと思って頂けるほど、ご家族の思いを伝える文章が書けたのでしょうか。

このメモを見るたび、答えの出ない自問を繰り返して
身を引き締めております。


「喜んでもらえた文章は、別のフォルダに分けておいて
 時々読み返すと自分の励みになりますよ」
と 先輩に教えてもらった通りに実行し続けてはや数ヶ月。

少しずつですが、フォルダの中身がたまるごとに
頑張ろうという気持ちになるOP 井上でした。





0 件のコメント:

コメントを投稿

お知らせ

マコセ社員blogを見て頂き、ありがとうございます。 2021年4月1日から下記へblogを移行しました。 https://e-macose.jp/blog/